トランプ米大統領は8日、ウクライナへの侵攻を続けるロシアへの追加制裁について「真剣に検討している」と述べた。ロシアに融和的なトランプ氏はこれまで、追加制裁を何度もほのめかしながら実行には移してこなかったが、最近はロシア批判のトーンを強め、ウクライナにはやや同情的になっている。
トランプ氏はホワイトハウスでの閣議で、記者団の質問に答えた。米国が求める即時停戦に応じないロシアのプーチン大統領について、「プーチンからは多くのでたらめをくらった。彼はいつも非常に感じが良いが、結局それは意味の無いことだ」と語り、強い不満を表明した。
連邦議会では、側近のグラム上院議員(共和)らが超党派で、ロシア産の石油や天然ガスなどを購入した第三国にも強い経済制裁と500%の関税をかける法案を提出している。これまでは強い関心を示してこなかったが、この日は法案について「検討している。完全に私の裁量に委ねられていて、可決も廃案もすべて私の裁量次第だが、真剣に検討している」と述べた。
国防総省がウクライナに供給…